文楽2月公演

 一年ぶりになるだろうか,久しぶりに国立小劇場で文楽を鑑賞。
今回は,第二部(昼の部)の「菅原伝授手習鑑」。二段目「道行詞甘替」,三段目「車曳きの段」,「茶筅酒の段」,「喧嘩の段」,「桜丸切腹の段」。
中でも,いちばんの見物・聞き物は「桜丸切腹の段」。菅原道真流罪の責任の一端を感じて百姓白太夫の末子桜丸がけなげに腹を切る場面。
竹本住大夫の素晴らしい語りに感動!
切腹する桜丸の覚悟,女房八重の驚きと悲しみ,白太夫の悲痛をじっくりしみじみ聞かせてくれた。
人形では桐竹勘十郎の白太夫が気骨のある老人の風情。吉田簑助の桜丸は,さすがに品のある,悲痛さを秘めた姿が美しい。豊松清十郎は,八重の前半の甲斐甲斐しく舅の世話を焼く姿,後半の悲しみにくれる姿とを期待通りに見せてくれた。

 今日は,オペラグラスで,時々人形の表情や人形遣いの仕草をじっくり観察した。
人形遣いがびっしょり汗をかいて熱演していることを始めて知り驚く。

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                   (写真:朝日新聞2011.2.9夕刊記事より)

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